導入頂いたきっかけを教えて下さい

当クリニックには、DNA検査を始め、様々な検査を導入しています。その一環として腸内細菌叢検査を導入しようと思い、様々な検査会社を比較していたのですが、中でも結果報告書が一般の方に理解されやすい形になっていたのでお願いすることにしました。腸内環境はやはり一般の方にとって分かりにくい分野ですから、分かりやすい、見やすい、というのは興味を持って頂くのに大事な要素だと思います。

どのような使い方をされているのでしょうか

「総合人間ドック・スーパープレミアム」という、疾病を未然に防ぐだけでなく、若々しさも保ちたい方のための人間ドックがあり、そこに内包しています。結果、検査件数も増えるので、我々としては知見も溜まっていき、良いフィードバックを患者様にお返しできる流れにつながっています。 患者様の国際色が豊かなのも当クリニックの特徴なので、患者様の居住域や生活習慣の特徴が結果に現れると大変興味深いですね。

ご活用いただいているお客様の年齢層や性別などはどういったあたりになりますか

多いのは40〜50代の働き盛りの男性になります。場所柄経営者の方やトップビジネスマンが多い地域ですので、そういった方々からの要望に応える形でご活用いただいています。

特に患者様から評価されているポイントはありますか？

まず腸内にどんな菌がいるのかが視覚的に分かりやすい点です。加えてこの検査では各種菌の割合も出してくれるので、どれだけ多いか少ないかと理解もしやすいのが好評を得ているポイントです。

結果報告書のデザインも、ページをめくりたくなるような素敵なデザインですので、そこも受け入れられているポイントかと思います。

腸内年齢が高く出てしまった場合、ご不安を与えないように、私たち医師がしっかりとご説明をして、今後の生活習慣改善につなげている感じですね。逆に「毎日ヨーグルトを食べるようになりました」とか「腸内環境のことを考えて乳酸菌サプリを摂るようにしました」など、改善しようという患者様もいらっしゃいますので、生活習慣を変えるきっかけにもなっていると思います。

最近ではやはり腸内環境といえば免疫関連の話題が注目されています。現在、免疫に特化した形でのサービスも準備中のため、この腸内細菌叢検査の活用も検討しています。

今後の改善点としてはどのようなことがありますか？

より一般の方が理解しやすいように、グラフや表を使った解説が多いと嬉しいですね。今は私たちが一つ一つ解説することでご理解をいただいている感じですから、見ただけで直感的にわかるようなレポートになるといいですね。

あとは、その結果を受けて、では今後何をしたら良いのか、ということも伝わるようにしたいですね。どういう菌株の食材を取るべきなのか、どういった食生活をすべきなのかを分かりやすくイメージできると、患者様も日々の生活の中に取り入れやすくなると思います。

東京国際クリニック

東京駅から徒歩3分に立地し、充実した医療機器と豊かな経験に基づく疾病の早期発見、 最新のエビデンスに裏打ちされた治療と予防医療を提供している日本有数の最先端クリニック。特に検査では、DNAやRNA情報から予防医療を行うなど、各種最新メニューに力を入れている。また、医科歯科連携の治療体制も提供する。